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正木高志さん 巡礼出発インタビュー

さよなら原発 / Walk9 九州一周エネシフ巡礼
正木高志さん 巡礼出発インタビュー
2011年8月28日 in アンナプルナ農園(熊本県菊池市)
さよなら原発 / Walk9 九州一周エネシフ巡礼
3.11の衝撃
―――明日はいよいよウォーク出発ということで、いくつか質問させていただきたいと思います。読者の中には正木さんのご活動をあまりご存じない方もおられると思いますので、まずは正木さんの普段のご活動についてご説明いただければとおもいます。
正木:これまでは日本中で、それから韓国にも行ったりしながら、かなりあちこちで話をして回ったんですよ。でも去年ぐらいから、もう動いてまわるのはやめようと思いましてね。それで、いま僕たちが木を植えて作っている森があるんですけれども、そこの森に住んで、森の手入れをしながら暮したいと思うようになりまして、東京にあった事務所も引き払ったんですよ。それで阿蘇の森に木を植えて、今年の春も木を植えたり、草刈りしたりとかね、手入れをしてたところに、あの3.11の地震と津波と、それから原発の事故があって…
―――木を植えられたのはこの近くにですか?
正木:韓国にも植えたりとか。ずっとこれまで、あちこちに植えてきました。
―――昨日、山鹿瑞霊苑の平和祈願祭で奉納された、『木を植えましょう』という歌をお聴きしたんですけれども、正木さんにとって木を植えられるというところの意味というか、目的というのはどういうところにあるのでしょうか。
正木:これは現実的ないきさつなんだけれども、妻が病気になったんですよ。ずいぶん心配しましてね。そのとき、いま自然が本当に病んでしまっているから、その自然によって出来ている自分たちの体や心が、こんなに病んでるんだってことに気がついたんですよ。そしてそれならば、自然を元気にする事が本当に病気を治すことが出来る方法だろうと考えて、で、何をしたらいいかなって、ずいぶん考えたんですよね。で、その末に思ったのが、じゃあすべての生き物たち、この山のウサギとかキツネとか鳥とか木に、「あなたたちのために何をしたらいいでしょうか?」って聞いたら、どうもみんな「木を植えて」って言うような気がしたんですよ。それは海の魚たちもそうですね。カニとか貝にね、何したらいいですかって聞いたら…これは象徴的な意味ですけどね、「木を植えて」って言うと思ったんです。
―――海の生物も、結局森の恵みを受けていますものね。
正木:そう!非常に大きいんですよね。で、もう一つ今になって考えると、その海の魚たちに、「あなたたちのために何をしたらいいですか?」って問うときに、その答えとして、「木を植えて」っていうのと同時に、「原発を無くして」っていう、そういう希望があるはずなんですね。  でまあ、木を植えるようになったのがこんないきさつなんですが、いま原発に反対して、そのための巡礼をしようとしているのは、全く同じ心ですね。自然の生き物たちに、もしくは大自然の神さまに「何をしたらいいですか?」って尋ねたら、「原発を止めなさい」って言われると思うんですよ。
心を見つめる巡礼
―――反原発の巡礼・ウォークナインは、3.11の大震災以前からずっとしておられるわけですね。
正木:そうですね。でもここで3.11が起こって、自分としては今まで原発を止めることを実現出来ていなかったんですね。これだけ大きな事故を起こしてしまったっていうことは、神さまに対して本当に深く懺悔して、それで自分自身が悔い改めて変わる必要があると思うんですよ。だからそのための「行」といいますか、そういう意味もあると思います、今回歩くのは。
―――今回のウォークは具体的に、明日(8月29日)からいつごろまで歩かれるのですか。
正木:明日から約2ヶ月だと思います。九州をおおよそ一周ですね。阿蘇山から熊本市に出て、水俣、鹿児島と、ぐるっと九州を時計の反対回りに長崎まで。
―――今回のウォークのコンセプトをお教えください。
正木:この機会に、この社会は、キッパリと原発を見切る必要がある、離れる必要があると思うんですね。ですからそれを訴えていくっていうのが一つあります。先ほど申しました、懺悔をするっていう自分自身に対する歩みと同時に、社会に対しては原発を無くしましょう、そしてエネルギーを持続可能なエネルギーに変えていきましょうと。もしくはエネルギーを変えるだけじゃなしに、エネルギーの消費をうんと少なくしていいんですよね。その方が人は幸福なはずだ。だからエネルギーの少ない新しいライフスタイルの喜びとか、暮らし方とかをみんなと話し合いながら歩く、っていうのがもう一つですね。
―――人類にとって本当に幸せな、新しいライフスタイルにシフトしようということを話し合う場所を、行く先々で設けられるわけですか。
正木:今回は交流会とミーティングをたくさんしようと思ってるんです。できればほとんど毎日、各地の人々と話し合いしながら歩きたいと思っています。
―――川内原発(鹿児島県)や玄海原発(佐賀県)の方にも行かれるのですか?
正木:ええ、原発のそばに行ったら事故が起きないようにとかお祈りしますね。でも既にもう事故も起きているんですよね、かなり。それで、汚染されている、汚染されて苦しんでる生き物もたくさんいるわけですよ。そういうところを巡礼しながら、でも実際歩く時は、自分の内面に向かって、ちょうど四国をお遍路さんが歩くみたいな形で巡礼したいと思っているんです。できれば弘法大師と一緒に(笑)歩きたいと思っているんですよ。
「芋虫から蝶々へ」
―――正木さんと大本とのつながりは、いつごろから始まったのですか?
正木:5年前、出口信一先生とのご縁がきっかけです。
―――2007年に島根本苑を出発して、青森県六ヶ所村までウォークされた、前年からのお付き合いですね。
正木:島根から六ヶ所村まで歩いた時は、出口信一先生にスタートとゴールで本当にありがたいお祭りをしていただきましてね。おかげさまで、歩き通す事ができたんだけど…。 今回も、こうやってご縁があって娘の春日さんに祭典してもらって、自然の神さまにお願いしてお祓いしていただきました、原発の事、それから原発を推進してきた私たちみんなの心が浄化される必要がありますからね。その心の浄化っていうのが、文明の転換っていえるぐらいの大切なことだと思うんです。そういう意味では3.11は今まで経験したことのない大きな問題だから、これを乗り越えるためには、自分自身が今の「芋虫」みたいな状態から、「蝶々」みたいに次元上昇を遂げたいという、今回のウォークにはそういう「行」としての一面がありますね。
―――よくわかりました。ありがとうございました。
(文中敬称略)
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