艮の金神とは?

 「艮の金神」(うしとらのこんじん)とは、いかなる神さまでしょうか。

 「艮の金神」とは、日本に古くから伝わる陰陽道の言葉です。「金神」とは“祟り神”のことで、また「艮」(うしとら)とは東北の意味で、もっとも恐れられている“鬼門”(きもん)の方位です。したがって、「艮の金神」とは数ある金神の中でも、もっとも恐ろしい鬼門の方位にわだかまる“猛悪の祟り神”ということになります。
 普通の常識からすれば、出口なおはとんでもないドエライ祟り神にとりつかれてしまったということになります。

 こともあろうに、わざわざ「艮の金神」という猛悪の神を名のって現われた神。その正体は何でしょうか?
 それは判りませんでした。
 開祖は福知山の金光教にも、また京都の天理教にも足を運ばれました。そしてそこの布教師に調べてもらいましたが、狸か天狗の類の霊がかりとして片付けられてしまいました。
 艮の金神の正体を正しく見分ける者はどこにもいませんでした。