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第6巻 第1篇 山陰の雪

第6巻 第1篇 山陰の雪

第6巻第1章 宇宙太元 P9

 「我神典にては」(P9)の神典とは古事記のことです。
 王仁三郎の古事記の解釈は、一般的な古事記の解釈とは全く異なります。
 古事記は日本のことをいっているのではなく、世界のことを書いたものである、というのが王仁三郎の解釈です。小さく捉えると偏狭なナショナリズムに陥ってしまいますが、それを大きく、世界のことと捉えました。
 日本は世界の雛形であり、親国であると王仁三郎は言いましたが、日本はそれだけ重大な使命がある、大きな責任を持っている、ということです。

 「一種無形、無声、無色の霊物となりたり。」(P9)
 神は隠身(かくりみ)ということです。
 そこから「かみ」という言葉が生まれたようです。
 天祥地瑞(第73巻~第81巻)には、宇宙の原初には、
 「天もなく地もなく宇宙もなく、大虚空中に一点のヽ(ほち)忽然と顕れ給ふ。」(第73巻第1章)
 と書かれています。
 これは目に見えない霊物です。
 これが56億年かかって、目に見える形になって来ました。
 その後、7千万年の時間がかかって、今日の宇宙が完成しました(第3巻第50章「安息日」P293~)。
 合わせて56億7千万年かかっています。大本では五六七と書いて「みろく」と読ませています。
  • 流体 / 動物 / 生魂いくむすび / 葦芽彦遅神あしがひひこぢのかみ
  • 剛体 / 鉱物 / 玉留魂たまつめむすび / 常立神とこたちのかみ
  • 柔体 / 植物 / 足魂たるむすび / 豊雲淳命とよくもぬのみこと 【別名】豊国姫命とよくにひめのみこと

 生命を与える力として8つの力が産まれました。

  動(どう)←→静(せい)
  解(かい)←→凝(ぎょう)
  引(いん)←→弛(ち)
  分(ぶん)←→合(ごう)

 万有の中にはこの8つの力が働いています。
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