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上谷厄神神社 参拝のおこり

上谷厄神神社
上谷厄神神社
 上谷厄神(うえだに やくじん)神社(綾部市下八田上谷【地図】)のご祭神は、武内宿弥命(たけのうちすくねのみこと)です。地元の氏子・崇敬者からは、親しみを込めて「厄神さん」と呼称されています。大本では、厄除けの神さまである素盞嗚尊さまのことであるとされ、出口王仁三郎聖師とご神縁深い神さまです。

 大本が「金明霊学会」と称して宣教活動を展開していた頃、盛んに幽斎修行が行なわれていましたが、修行場をいくつか移したのち、明治32年(1899)8月19日(旧・7月14日)から、幽山深谷の印象を受ける上谷が修行場として開かれ、修行者は西側山麓の不動の滝で禊をして、厄神神社境内の籠堂において幽斎修行にのぞみました。

 上谷での幽斎修行は二ヶ月程度で終わりましたが、開祖さまのお筆先に『上谷は結構であるぞよ。修行場はチト激しくなるぞよ。世に落ちておいでます神さまの、世にお上がりなさるのであるから、チト様子もちがうぞよ。・・・中略・・・』(明治32年7月29日)とお示しのように、世に落ちておられた神々さま他、多くの神々が救いを求め修行場に現われ修行者に神がかり、天来の審神者である聖師さまの権威によって、審神 ―善悪のたてわけ― と救済という大本の基礎的神業がなされました。

 上谷参拝は、第二次大本弾圧事件後の昭和21年(1946)4月8日、聖師さまが二代教主さまとお揃いで上谷に参拝されたことを記念して毎年行なっています。
 当日は、厄神神社祭典後に境内にて直会行事が行なわれます。また、幽斎修行場であった頃の面影が残る籠堂を見学ののち、聖師さまご夫妻が上谷参拝後に立ち寄られ信徒と親しくご面会になった、当時の四方熊蔵氏宅や旧跡を訪れます。
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